始めます | 忘れないための美術館

始めます


忘れないための美術館-バルテュス2



2011年元旦。

何か新しい事を始めたい気分になったので、内容を一新してこのブログを続けてみたい。

とはいっても、書き手が同じなのだから、たかが知れたもの・・・。


さて、上の水彩画はバルテュスのもの。

セザンヌ調である。つまり、伝統的ということだと思う。セザンヌは伝統を重んじている。

バルテュスで記しておくことは、彼が、「私の作品は、窓から差し込む自然光で見よ」という意味のことを言っていたこと。作品の撮影のために正面からライトを当てたら、「絵が台無しになる!」とすごく怒ったという。

なぜなら、マティエールの効果で、フレスコ画のような落ち着いた微妙な色彩が表現されているのに、それがメチャクチャになるからだということ。

どこかでバルテュス展をしてくれないかなあ。じっくり検証したい。