デパートの古径
上は、小林古径の「柿」(1934年、ポーラ美術館蔵)
大丸神戸店に買い物に行ったら、7階の美術画廊で、「掛軸秀作展」なるものを開催していて、名の通った日本画家の掛軸作品を展示販売していた。
そのなかに、小林古径の作品もあった。松の枝にとまったオオルリを描いたもので、大きさは10号くらいだろうか。いい絵だったなあ。でも、そんなことはどうでもいい、価格がすごいのであって、約1200万円。ほう!としか言いようがない、高いのか安いのかよく分からないから。
横山大観の6号くらいの富士の絵もあった。これは、5250万円。250万円は消費税だろう。消費税が250万円とは、これもほう!としか言葉が出ない。
しかし、古径や大観の作品をデパートで売っているという事実に、私はたいへん驚いたのだが、これはそれほど不思議がることではないのだろうか?