丸木 | 忘れないための美術館

丸木

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「原爆の図」の丸木位里、俊夫妻の思い出を、画家の平松利昭氏が、1月20日(木)のラジオ深夜便で話していた。なかなか興味深いことを言っていたので、忘れないうちにメモっておこうと思う。


平松氏は、丸木俊に「1年に1000枚デッサンせよ」と言われたということ。また、「画家は、貧しくてもよいが、卑しくなってはダメ」と言われたということ。うーん、肝に銘じよう・・・。


原爆の図など大作で、丸木位里と俊が共同制作するときには、位里が背景を描き俊が人物を描いた。そのときに、あらかじめ念入りな下図を描くのではなく、「出たとこ勝負じゃ」と言っていきなり描いていくのだと平松氏は話していた。


丸木位里の母、丸木スマは73歳から絵を描き始めた。丸木俊は、「私は他のどんな画家にも決して負けないけれど、スマさんには敵わない」と言っていたという。


掲載したのは、丸木スマの作品。